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GLOSSARY 用語集

アンテナ

電波を受信・送信する装置。携帯電話のような送受信機の電気信号を空間に効率よく放出(送信)したり、空間にある電気信号を効率よく受けとめ(受信)、送受信機の電気回路へ送り込む装置。

アンプ

信号を増幅する機器の名称。例えば、アンテナ等にて受信した電波は同軸ケーブル等を用いチューナーに伝送されるが、同軸ケーブルによる伝送損失を補うために、使用される。

緊急通報システム

衝突など事故発生時に、自動車がエアバックや各種衝突センサーの情報と事故発生位置(GPSなどの座標)を人間の操作を介さず、緊急対応センターへ自動連絡するシステム。欧州地域においては、全ての新車に緊急通報システム搭載の義務化を推進するe-Callプロジェクトがある。

指向性アンテナ

特定の方向のみに電波を放射したり、特定の方向の電波のみを受信するアンテナ。

周波数

振動数ともいう。アンテナの場合、電気の波(電波)の振動数という意味合いで用い、電波が1秒間に何回振動しているかを表すもので「Hz(ヘルツ)」という単位を用いる。HARADAの製品は数百kHz~数GHzの周波数を扱っている。

ソフトウェア無線

周波数帯、変調方式などが異なるさまざまな無線通信規格を、無線機のソフトウェアを変更することで対応させる技術全般のこと。ハードウェアの共通化を可能とする。略称としてSDR(Software Defined Radio)。

チューナー

アンテナ等にて受信した電波から音声信号、映像信号等を再生する機器の名称。例えば、テレビのチューナーは受信した電波から音声信号、映像信号を再生して、それぞれをスピーカーとモニターに送る。

デジタルラジオ

デジタル方式が用いられているラジオ放送の名称。アナログ方式に対して、再生された音声はノイズがなくクリアである。DAB(欧州や東南アジア、オセアニア:地上波)、SDARS(北米:衛星波)、IBOC(北米:地上波)、DRM(欧州、インド:地上波)等の放送規格がある。

電磁ノイズ

電子機器に外部から強い電磁波が加わると、意図しない動作を起こしたり、場合によっては故障してしまう。このように、機器へ障害を与える外部からの電磁波を電磁ノイズと呼ぶ。

電波

空間を流れる電気エネルギーのこと。電磁波の一種で、その種類は周波数で区分けされる。 電波は電磁波の中でも低い周波数帯にあり、一般に3THz(テラヘルツ)以下の電磁波のことをいう。3~10,000THzを光波、10,000THz以上を放射線と呼ぶ。

電波暗室

アンテナの性能を測定する施設のこと。部屋全体を金属板で囲んで外部からの電波を遮断し、天井と壁の5面または床を含む6面に電波吸収体を貼り付けて部屋内部で発生させた電波が反射せず、測定アンテナに直接に届くようにした施設。

復調

変調信号から元の信号を復元する技術のこと。各変調方式に対応した復調が行われる。復調により、アナログ方式であれば音声信号や映像信号、デジタル方式であれば1、0のデジタル信号等の情報が得られる。

変調

情報を伝送するための電波である搬送波に対し、振幅、周波数、位相等を変化させ、変調信号を生成する技術のこと。例えば、情報(アナログ方式であれば音声信号や映像信号、デジタル方式であれば1、0のデジタル信号等)を、搬送波にのせる際に用いられる。

無指向性アンテナ

あらゆる方向に電波を放射したり、あらゆる方向の電波を受信するアンテナ。

利得

機器の性能が基準値に対してどの程度優れているのか、もしくは劣っているのかを「dB(デシベル)」という単位で表す指標のこと。アンテナの場合、等方性(isotropic)アンテナを基準とした「dBi」と、ダイポールアンテナを基準とした「dBd」という単位を用いる。
B

Bluetooth(ブルートゥース)

近距離無線通信規格のひとつの名称。利用する周波数をランダムに変え情報を伝送する周波数ホッピングという技術を用いた無線通信規格。2.4GHz帯を使用する。例えば、自動車内であれば、スマートフォンと車載オーディオとを接続し「ハンズフリー」として利用できる。
D

DSRC

Dedicated Short Range Communication(専用狭域通信)の略称。ITS(Intelligent Transport Systemsの略。高度道路交通システム)で利用されている、5.8GHz帯(欧米地域では5.9GHz帯)の周波数を用いた無線通信方式。路車間における情報通信やファーストフード、ガソリンスタンド等の自動課金システムに利用される計画。
E

ETC

Electronic Toll Collection System(電子料金収受システム)の略称。DSRC通信方式中の一部周波数を用いて運用されているサービスの名称。日本では高速道路での自動課金システムとして広く運用されている。
F

Field Test(フィールドテスト)

実際に利用される条件下で試験をすること。例えば、車に搭載されたアンテナを試験する場合は、電波の弱い地域やビルが密集している地域等を車で走行しながら、アンテナが正常に電波を受信し動作しているかを確認すること。
G

GNSS

Global Navigation Satellite System(全地球航法衛星システム)の略称。アンテナにて受信した衛星の信号より、現在地の座標(位置情報)を算出する。GPS-米国、GLONASS-ロシア、Galileo- ヨーロッパ、Compass(北斗)-中国、QZSS(準天頂衛星システム)-日本等のシステムがある。
L

LPA

Low Profile Antenna(低背型アンテナ) の略称で、HARADAの登録商標(出願中を含む)である。フィン形状等の低背型アンテナの総称。

LTE

Long Term Evolutionの略。第3世代移動通信システム(3G)の『長期的な進化』を遂げたもので、第4世代移動通信システム(4G)へスムーズな移行ができるように開発された通信規格。第3.9世代移動通信システム(3.9G)と呼ばれることもある。しかし、現在ではLTEを4Gと呼ぶことが公式に認められたので4Gと呼ばれることもある。
S

STPケーブル

Shielded Twisted Pair ケーブルの略称。耐ノイズ性を高めるために、ツイストペアケーブルを編組線等のシールド材で覆っている。有線インターネットのケーブルや車のバックビューカメラシステム等に使われている。一方、シールド材で覆わないタイプはUTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルと呼ばれる。
T

TCU

Telematics Communication Unit(テレマティクス通信ユニット)の略称。GPSなど衛星測位システムと携帯電話などに使用される移動体通信システムとの組み合わせで緊急時のオペレーター対応や車両周辺情報の取得を可能にする車載通信ユニット。

Telematics(テレマティクス)

自動車に通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報サービスをやり取りすること。Telecommunication(通信)とInformatics(情報科学)を融合させた造語。
W

Wi-Fi

無線LAN規格のひとつの名称。Wi-Fi Alliance(米国に本拠を置く業界団体)が認定した電子機器間の相互接続方式。主に2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を利用している。パソコンやスマートフォンをインターネット接続する際に広く利用されており、駅、レストラン等の公共の場でもサービスとして提供されている。

3G

3rd Generation(第3世代移動通信システム)の略。3Gが登場し、携帯電話は音声通話だけでなく、より多くのデータのやり取りが可能になった。

4G

4th Generation(第4世代移動通信システム)の略。3Gの次世代移動通信システムの通信規格の呼び方。現在では、4G = LTEとの考え方が強くなっている。
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